『肩ごしの恋人』を読んで身につまされた

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読書は好きです。
どんな本にも、身につまされる言葉があって、いろいろと考えさせられます。

唯川恵さんの『肩ごしの恋人』は3回以上読んでいる愛読書で、はっとさせられる言葉がたくさん詰まっています。

その中でも、ベストはこの一言。

「ねえ、不幸になることを考えるのは現実で、幸せになることを考えるのは幻想なの?」

これは、女であることを武器に、男に幸せにしてもらうことだけを考えている、美人でバカな「るり子」の言葉。
(バカというのはわたしの主観ではなく、作中で彼女自身が言っているので、あしからず)

3回目の離婚をして、仕事もなく、惚れた男はゲイという、はたからみれば不運な状況で、るり子はさして将来に不安も抱かず、壮大な夢を語るのです。それを聞いていた相手は、るり子に「楽天的で現実を見ていない」と言います。
そこで、このセリフ。

確かに、いつから「現実=不幸」になっちゃったんだろう?
素敵なことを考えたり口にしたりすると、誰かに「夢みたいなことばっかり言って」と責められそうな気がするのはどうしてだろう?

だって、子どもの頃はこんな図式はなかったわけで。
大人になる過程で、いつの間にか、そう刷り込まれちゃっているんですね。
実際、現実は厳しいことが多いですし。

そして、それって結婚も似ている気がします。
昔は、幸せな結婚生活っていうものに憧れてたけど、いつの間にか結婚は人生の墓場みたいな・・・。
独身だけど、結婚している人見ると、大変そうだなーと思ってしまう。

ちなみに、るり子は結婚について、生涯自分を愛して守ってくれる騎士をひとり雇うようなものだと評していますが(笑)

わたしは小説家になりたいし、なったら印税生活したいし。そのために、毎日コツコツ書いているし。

人から夢みたいなこと言って!と責められても、るり子みたいにきっぱり言える人になりたいと思う今日この頃です。

(image by 足成)

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