至福のランチ(銀座 楸)

久しぶりに美味しいカレーを食べた。

カウンター7席とテーブル席が2つの小さな店だ。

店の名は、『銀座 楸(ひさぎ)』。
雑居ビルの2階にあり、入口が分かりにくいうえ、狭い階段を上らねばならない。内装は、どこか昭和のスナックを思わせる。

カウンターの向こうでは、シェフがひとりで切り盛りしている。とても忙しそうだ。そして、第一印象はなかなかの不愛想である。

カウンター越しに手渡されたメニューを広げる。

ローストビーフカレーやステーキカレーなど、魅惑的なメニューが並ぶ。牡蠣フライのトッピングもできるらしい。

ステーキカレーにとても惹かれたのだが、情けないことに肉が喉を通るか不安になってしまい、「牡蠣のクリームチーズコロッケ・カレー(950円)」を注文した。

実は、柄にもなく、店の雰囲気にのまれ、緊張していたのだ。

前菜がわりにサラダをもぐもぐいただきながら、カレーを待つ。

カウンターの向こうではじゅーっといい音がしている。客が増えていくにつれ、シェフの忙しさは増していくが、手際がよい。

そうこうしているうちに12時近くになり、店はサラリーマンとOLでいっぱいになった。

長居はできないから、ゆったりランチを楽しむマダムには向かないのかもしれない。安くて、早くて、美味しいは、やはりサラリーマンの味方なのだ。

サラダとヨーグルトに続き、いよいよカレーが出てきた。黒いカレーだ。ノックアウトされそうな、私好みのビジュアルである。

はやる気持ちをおさえ、まずはカレーだけいただく。欧風カレーにしてはピリっとしている。コクがあって美味しい。ライスにもよく合う。

牡蠣のクリームチーズコロッケにも口をつける。アッツアツのさっくさくだ。

クリームがとろけ出すと、牡蠣が見えた。なんと丸々一個、牡蠣が入っているではないか。勝手にエキスだけとか刻まれた牡蠣を想像していただけに、テンションが上がる。

それにしても、牡蠣とクリームというのは本当によく合う。さらに、とろけ出したクリームとカレーを一緒に食べるとこれがまたひときわ美味しい。

ぱくぱく、最初の不安はどこへやらスプーンが止まらない。大盛もできるらしく、男性だけでなく、中には大盛で頼んでいる女性もいた。美味しいといくらでも食べられてしまうものなのだろう。

こうして至福のランチタイムは終わった。

シェフの愛想は良いとは言えないが、職人のようにてきぱきと仕事をする。だけど、決して威圧的ではないところに好感がもてる。

カウンターでサラリーマンが携帯電話を取ってしまっても怒ったりはしない。(絶対に怒ると思ったのだが。)

また、待ち合わせ禁止の店内で待ち合わせをしようとする輩が現れても、「狭いのでお揃いになってから」と柔和に対応する。

ディナーの牡蠣料理にも定評があり気になるところだが、まずはステーキカレーだ。
今度はぜひステーキカレー、それに牡蠣フライをいただいてみたいものだ。

銀座 楸 ひさぎ[ホットペッパー]

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